プロレスマスク×企業ブランディング。“支える強さ”をデザインする
- 辰也 植松
- 4月26日
- 読了時間: 3分
みなさんこんにちは、
デザイナーのウエマツです。
今回は、こちらのマスクの紹介をしていきます。

これまで数多くのプロレスマスクや衣装デザイン、キャラクター制作を手がけてきました。
その中でも、特に印象深いプロジェクトのひとつが、
『株式会社サワキジム』 代表・澤木一貴さんのために制作したオーダーメイドマスクです。


サワキジムさんは、
『なりたいカラダに着替えよう!』
をコンセプトに、トップアスリートから一般の方まで、幅広い層にパーソナルトレーニングを提供しているジムです。
代表の澤木一貴さんは、プロレスラーや格闘家、プロスポーツ選手のフィジカル指導でも豊富な実績を持ち、トレーナー育成やフィットネス啓蒙活動にも力を注いでいます。
じつは、私が以前マスクデザインを担当させてもらった元新日本プロレス所属のBUSHI選手も、長期欠場からの復帰を目指す過程で、澤木さんのトレーニング指導を受けていました。
このマスクデザインではそんなBUSHI選手のマスクをモチーフにさせていただきました。
マスク制作は『pukupuku工房』さん。





デザインテーマは、単なる「かっこよさ」ではありません。
リングの上で戦う選手も、裏方で支えるトレーナーも、どちらも“闘う人”。
だからこそ、その姿勢と想いを形にするマスクである必要があると考えました。
企業のロゴや、コンセプト、イメージを大事にしながら、さらなる飛躍を願って作りました。
マスク本体は、ラメが入った白と青の斜めハーフ。
額には漢字で「澤木」と力強く名前を配置。
両サイドには企業のロゴマークで装飾。
リング上や、ステージなど、ライトが当たるところではキラキラとしながら、力強い存在感が出ることを意識しています。
トレーナーでありながら、生粋のエンターテイナーである澤木さん。
自前で、マスクに合わせたコスチュームも制作。
サワキジムさんの15周年記念パーティーでは、プロレスまで披露するハチャメチャぶりで来場者を楽しませてくれていました。


さらに、このマスクを使用したキャラクターデザインも制作しています。


これを、ステッカーにしたり、LINEスタンプにもしています。

LINEスタンプ

ここからさらにTシャツなども制作しています。

プロレスラーにとって、マスクは単なる装飾品ではありません。
それは“闘う理由”を象徴し、リングの上で自分を語るための、もうひとつの顔です。
そして、リングで闘う選手たちが輝く裏側には、必ず支える存在がいる。
コンディショニング、リハビリ、メンタルサポート。
どれも表には出にくいけれど、無くては成立しない、大切な存在です。
今回このマスクに込めた想いは、
「支える人にこそ、誇りある象徴を」です。
裏方でありながら、誰よりも熱く選手たちを支え続けてきた人だからこそ、マスクという形で、「闘う姿勢」を可視化したかったのです。
今回はトップアスリートやプロレスラーたちのフィジカルを支える存在、
サワキジム代表・澤木一貴さんの制作事例を紹介しました。
これからも私は、プロレスや格闘技の世界だけでなく、
“闘うすべての人”の想いを、デザインの力で支えていきたいと考えています。
もし少しでもご興味が湧きましたなら、お気軽にご相談いただけると嬉しいです。
ウエマツ




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